「さまざまなこと思い出す桜かな」
芭蕉のあまりにも有名な一句。
男はつらいよ『知床慕情』での寅さんのセリフにもあります。
「さまざまなこと思い出す桜かな。昔の人は味のあることを言ったものでございます。満開の桜を眺めておりますと、私のようなおろか者でも、さまざまなことを思い出します。・・・・・・」
私の中での桜は、伏見の桃山城の桜です。夕日に照らされた桜の素晴らしさは、心の中に焼き付き、いろいろなことを思い起こさせます。
桜の季節は、出会いと別れの季節。
桜の季節は、区切りの季節。(尾本)